甘口ワインの造られ方
格付け

甘口ワインの造られ方

ワインには、いろいろな種類がありますが、その中でも、甘口と、辛口と、2種類に分けることができます。
甘口ワインの造り方には、大きく分けると、さらに2つの種類に分類することができます。
まず最初は、造る材料となっている、ぶどうの栽培の時点で、ぶどうの中に含まれている糖度が高くなるように栽培し、収穫をする方法です。
次に、ぶどうからワインを作る醸造をする過程において、口当たりが甘くなるように造り方をしたり、甘い物質を添加するなどの方法があります。

ぶどうの中にある、糖分を高くするための方法としては、まず、遅づみという方法があります。
収穫時期がきたぶどうを、意図的に樹につけたままにしておきます。
そうすると、ぶどうが乾燥していき、糖分が増えていきます。
この状態になったぶどうから、ワインを造ると、甘い飲み口の商品ができるのです。
特に甘い商品が喜ばれるドイツでは、遅づみのワインはさらに3つに分けることができ、シュペトレーゼ、さらに甘いアウスレーゼ、もっとも甘いベーレンアウスレーゼと、呼ばれています。

また、醸造の途中で、口当たりが甘くなる物質を添加する、という方法には、ボトリティス・シネレアというカビの菌を使用する方法が、もっとも知られています。
ボトリティス・シネレアというのは、灰色カビ病の病原菌とされている、細菌の一種です。
カビの細菌を敢えてぶどうに付けることで、ワインを甘くする作用をもたらすのです。
この、ボトリティス・シネレアを付けて、発酵させたものが、貴腐ワインと呼ばれています。
フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、そして、ハンガリーのトカイワインが有名で、世界三大貴腐ワインと呼ばれています。
また、樹についたぶどうが凍った状態から醸造をすると、糖分が濃縮されたぶどうから、甘い商品ができあがります。
凍らせたものとしては、ドイツのアイスヴァインがとても良く知られています。