格付け

辛口ワインの魅力

ワインの分類のひとつとして、味を甘口、辛口と2つの味に分ける方法がありますが、辛口とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
ワインの場合、辛口といっても、たとえば唐辛子のように本当に辛い、ピリ辛というわけではなく、実際のところは、甘くない、甘みが抑えられている味、と表現するのが正しいのです。

フランスでは、EUの基準に乗っ取って、残糖度という糖度の指標を使って、4g/L以下のものを、辛口と言われています。
また、超辛口、辛口、中辛口、甘口、超甘口といった5段階に分けて、ラベルに書かれていることもあります。
日本の場合は、甘口、辛口に関する、指標などを基にした客観的な、はっきりした基準は特にありません。
そのため、甘口か辛口か、というのは、主観で決められていることも多いようです。
そして、甘口、辛口という表現は、赤ワインではほとんど用いられることはなく、白、ロゼ、スパークリングなどで用いられます。赤の場合は、ほとんどが甘くない、辛口のものなので、甘口、辛口と表すことはほぼないのです。

辛口になるかどうかは、造る工程や、原料のぶどうの糖度によって違ってきます。
ぶどうを酵母によって発酵させることによって、ぶどうの中にある、糖を酵母が食べ、アルコールに変わります。
このぶどうの糖が、どれだけアルコールに変わるかで、味が変わってくるのです。
ぶどうのなかの糖が酵母にすべて食べられ、アルコールにぜんぶ変われば、甘くない、辛口となり、アルコールに変わった糖が少なければ、甘口のものとなってきます。
発酵してアルコールに変わる途中において、人為的に止めてしまうことで、糖がぶどうに残ることになり、アルコール度数が低い、甘口のものになります。
そして、すべてをアルコールに変えることで、アルコール度数が高い、甘みが抑えられた、辛口の商品ができることになるのです。
また、もともと甘みが少ないぶどうから造る、という方法もあります。